
ペースとは、自分の体の声(内部感覚)や内側のリズムに気づき、それを尊重して行動できる状態のこと。
🧠 どんな身体感覚か?
ペースの感覚は、「今、自分の体はどんな状態か?」という問いに対して、明確な答えを“体から”受け取れる状態です。
疲れ、元気さ、快・不快、呼吸の深さや心拍の速さなど、身体の微細なサインを感じ取ることができると、自分の「内的なリズム」や「波」が分かるようになります。
このリズムに気づけていて、さらにそれを「こうあるべき」「もっと頑張らないと」と頭で否定せず受け入れられると、自分に合った自然なペースがわかってきます。
身体感覚を育てることで、自分にとって心地よいスピード、必要な休息や集中のタイミングを把握できるようになるのです。
✅ 身につけるとどうなる?
- 無理をしなくなる(無理しても回復行動を取りやすい)
- 疲れを溜め込まなくなる
- 他人や周りの環境、場の空気など、周囲に流されにくくなる
- 集中力や判断力が安定する
- 自分のコンディションに合わせて行動できる
🎯 どうやって身につける?
- 日常の中で呼吸、脈拍、体温、血の巡りなどに細やかに意識を向けて感じてみる
- 動作や会話のスピードをあえてゆっくりにしてみる
- 起床時や食後、運動後などに身体の変化を観察する
- 日記などに「今日の体の感じ」を書き出す習慣をつける
ペースは「感じて、受け入れ、合わせる」という身体との対話の力です。リズムを取り戻すことが、自分の芯を取り戻す第一歩になります。