
マップとは、自分の体の内外を細やかに感じ分け、明確に“地図化”された状態のこと。
🧠 どんな身体感覚か?
マップは、体の中に「ここが背骨」「ここが左肩」「ここが皮膚の表面」といった自己認識が明確にできている状態です。
それが連結して全身に張り巡らされているように感じられると、まるで体が“詳細な地図”のようになります。
この感覚があると、今ここにいる実感、体の存在感、感情と身体のつながりまでもが明確になります。
さらに、この感覚は体の外にも広げることができます。視界の外まで広く感じる空間認識が得られると、周囲の環境を心地よく、危機のないリラックスできる空間として感じやすくなります。
✅ 身につけるとどうなる?
- 姿勢や動作に対する認識が正確になる
- 自分の境界が明確になり、安心感が増す
- “今ここ”にいる感覚、体の実在感が深まる
マップは、「身体が自分だと感じられる」ための土台になります。
🎯 どうやって身につける?
- 手で触れながら、部位を丁寧に感じ分ける
- ゆっくり動きながら、各部位の“内側の感触”を意識する
- 皮膚、筋肉、骨…と構造ごとにマップを増やすつもりで動く
マップは“動く瞑想”のようなもので、知覚を深める訓練そのものです。