リラックスできる&快適&省エネな体をつくる4ステップ

体の使い方

私の体づくりの方法は「深谷道場式体幹トレーニング」と仮に名前をつけていますが、このやり方にしっかり取り組むと、
・緊張がゆるみリラックスできる
・軸ができ、最小の力で姿勢を維持できる
・楽に、体の負担を最小にして動けるようになる
・心が落ち着きストレスを受け取りにくくなる
といった心身への変化が期待できます。

このトレーニングは、一般的なエクササイズのように筋肉や関節を動かすだけのものではありません。

感覚、神経の働きや体の深層筋で体をコントロールすること、そして地面~足裏~股関節~背骨という力の流れを活用することが特徴です。

その4つのステップを簡単にこの記事で紹介します。

私がいつもSNSやLINEで配信している動画を自分なりに実践してくださっている方や、対面でパーソナルや対面クラスで実践してくださっている方は、この記事の内容が参考になると思います。

また、私の手法に興味がある方はこの記事の内容を参考に、今後のクラス参加等を検討してみてください。

ステップ①感覚刺激

感覚刺激とは、リラックス、いい姿勢、いい動きなどを身につけるために必要な部位に刺激を入れることです。

刺激のやり方は主に、触覚(さする、叩く)や固有覚(丁寧に動かす)です。

刺激するべき部位の一部は、下記の画像のエリアです。

これらのエリアをさすったり指先でトントンと叩いた上で運動をすると、姿勢や動きが変わりやすいです。

私のやり方では、このような刺激を入れたあとに②骨格コントロールのトレーニングに入ります。

ステップ②骨格コントロール

骨格コントロールは、分節運動(体の各部位を分けて動かす)のトレーニングです。

これにもポイントがあり、多くの方が使えなくなっている部位、働きが落ちている部位をあるポイントを押さえて丁寧に動かします。

具体的なやり方は、Instagramなどで配信しているようなものです。

骨格コントロールの基礎としては
①下肢部:脚・骨盤
②胴体部:背骨・肋骨
③上肢部:肩甲骨・鎖骨・上腕

を区別して動かします。

ポイントの例を出すと、たとえば背骨の力は抜けるようにしたいため、股関節軸で骨盤を動かす運動を行います。▶例:四つ這いで骨盤コントロールの体操

背骨の力で背骨を動かせば、当然背骨の力は抜けません。しかし一般的なキャットカウの体操などは、背骨主導で行われることが多いです。そのため、その人の意識の仕方や体の緊張度、コントロール力によっては、背骨の緊張や使い方の癖を強めてしまいます。

その結果、反り腰、猫背などの状態がよくならないこともあります。

そのため、骨盤という根っこから股関節でコントロールし、背骨は脱力したまま動かす練習をやる必要があります。

これは一例ですが、このように一般的なエクササイズと異なる点を意識して骨格コントロールに取り組みます。

ここまでの2つのステップだけで、体の状態が変わっていくことが多いです。

ステップ③力の流れ

力の流れとは、地面から足裏、股関節、背骨という力の流れ「通り道」を常に作れるようにするトレーニングです。

人間は地面を押すことで反力をもらい、その力を体に通すことで軸ができます。これは体が浮き上がる方向の力であるため、この力をうまく使えると姿勢が楽になり、運動も快適になります。

しかし多くの人は、
・そもそも地面をまっすぐ押せてない(力がもらえてない)
・力を地面からもらっても、体の中で力の流れを止めている(緊張)
という状態です。

力をもらっても、たとえば脚の緊張が強ければそこで力の流れが止まります。

そのため、その関節(たとえば膝)に負担が増えて痛くなったり、力を受け取れてないために自分の筋力を過剰に使って動かなければならず、疲れやすい、過緊張、運動が快適にできない、といった状態になりやすいです。

力の流れができれば、その力に身を任せて姿勢を維持したり、運動したりできるため、力を通すほどリラックスできるようになります。参考投稿①参考投稿②

この力の流れには大きく3つのタイプがあり、力の流れのタイプによって自分の体の「動かされ方」が変わります。

②でやっている体操も、この力の流れによって行うステップがあります。その力のタイプによって、背骨の縦ウェーブになったり、ねじりになったりします。

力の流れについてはこちらの記事でも解説しています。

ステップ④ムーブ(重心移動)

最後のステップがムーブで、これはまだネット上であまり発信していません。

ここまでの3ステップは重心が動かず、その場にとどまったままの動きです。しかしムーブの段階では、③までで学んだ力の流れを活用し、重心を動かすエネルギーに使います。

自分の重心を感じ、それを2次元(歩く)や3次元(回転)で動かしたり、地面との接点を1点、2点、3点、4点と変えながら動いたりします。

難しく聞こえるかもしれませんが、単なる「歩く」「ハイハイ」「転がり系」などの動きを、丁寧に行います。そのポイントが一般的なエクササイズと異なるということです。

ただ、いきなりこの段階でやっても④の要素を学べないため、まずは③までの内容を主にお伝えしているのが現状です。

まとめ

今回解説したように、私がお伝えする体の使い方・整え方のメソッドは、
①感覚刺激
②骨格コントロール
③力の流れ
④ムーブ
という4段階で体の働きを高めるものです。

運動が苦手な方は、このように段階を踏んで感覚、神経から整えていくことで、より運動の高い効果を得ることができます。

すでに運動をしてきた方も、基礎的な動き、体の働きを整えることで、パフォーマンスを伸ばすことができるでしょう。

詳細が知りたい方は、私のパーソナル指導や対面クラスにお越しください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました